運転免許にはどのようなものがあるの?

運転免許証の違いによる運転できる車種の違い
運転免許証の大きな違いとして大きく分けて運転できる車の種類と商用利用する際必要になるかどうかです。
四輪自動車の運転免許の区分は車の重量によって決まっています。例えば多くの人が保有している普通自動車運転免許では車内積載量2000キログラム以下、10人乗り以下の四輪自動車と原付自転車という小さなバイクを運転することができますが、それ以外の車種を運転することができません。
一方、大型自動車免許を取得すれば車両総重量が3トン以上の車を運転することができるようになりますが、大型自動車運転免許を取得するためには最低でも普通免許、準中型免許、中型免許、大型特殊免許のいずれかの免許を受けていた期間が通算して3年以上なければいけないので、現在18歳以上で普通自動車運転免許を取得できる日本では21歳から取得できる免許となっています。ただし、自衛官の場合は特例として19歳以上で免許を取得することが認められています。
バイクを運転する際の運転免許の違いは大まかに分けてバイクの排気量で区別されます。例えば普通自動二輪免許の場合は排気量が50cc以上400cc以下の自動二輪車を運転することができ16歳から免許を取得することができます。
最後に紹介する免許は特殊車両に関するものです。特殊車両とは目的地への移動以外の目的で利用される車両のことで当然ながら免許が必要になります。小型の特殊車両は原付免許以外の運転免許を取得すれば運転することができますが、大型の特殊車両は特別な免許が必要になるので注意が必要です。
1種と2種の違い
また、免許界隈でよく聞かれるのが運転免許一種と二種でしょう。運転免許二種とはお客を車に乗せて目的地に運ぶいわゆるタクシーやバスを運転するのに必要となる免許で21歳以上で一種免許を取得して3年経過していることが条件となります。
ここで気を付けてほしいのは二種免許とはあくまでもお客を乗せて車を運転するのに必要となる免許で、人を運ぶわけではない貨物を車で運ぶ際には必要となりません。また、二種免許は人の命を預かるという観点から試験の内容が一種免許と比べて非常に難しく、初受験で合格するのが難しいといわれているほど狭き門となっています。
ただし、例外として介護・福祉タクシーなど介護目的や福祉目的でお客を乗せて運転する場合にはたとえ有償であっても、認定講習を受ければ第一種免許で運転することができます。
運転免許の種類の覚え方は難しくない!
日本の運転免許は種類が多いですが、免許ごとの区別が非常にはっきりしているので覚えることはそんなに難しくありませんよ。